新型コロナウィルス感染症の発生につきまして(第1報)

 当院の入院患者様及び退院患者様、職員などにおける

新型コロナウィルス感染症の発生につきまして(第1報) 

 

7月21日、当院病棟に勤務する看護師が体調不良を訴えたため、当院医師が診察したところ、新型コロナウィルス肺炎を疑う所見があったことから、迅速抗原検査を実施しました。その結果、陽性と判定され、直ちに管轄である徳之島保健所に届け出を行いました。その後、当該看護師が陽性になるまでの勤務状況や生活経過をたどり、濃厚接触者となる入院患者様及び退院患者様、院外での会食先の方々、当院職員に対して抗原検査及びPCR検査を実施した結果、院内における感染は入院患者様3名、既に退院されていた患者様3名、職員3名が陽性であることが判明しました。その後、徳之島保健所、鹿児島県の指示の下、さらに濃厚接触者を見出し、検査を実施したところ、7月24時点で計27名の陽性者がいることがわかりました(先の入院患者様3名、退院患者様3名、職員3名を含む)。

陽性者は海上保安庁及び自衛隊により、鹿児島県内の指定医療機関に搬送しました。

 

当院の現時点での診療体制は、以下の通りとなります。

1. 急患対応は通常通り実施。

2. 一般外来の定期処方については、電話診療で対応し、処方(薬の受け渡しは院内だが、患者様が院内に長居しなくてもよい方法を調整中)。

3. 専門外来(島外から専門医を招聘する外来)は休診。

4. 予定していた内視鏡検査や手術は延期。ただし、緊急性のある検査・手術はすべて対応する(大手術は従前からほとんど行っていない)。

 

新型コロナウィルス肺炎対策としては、以下の通りとなります。

1. 徳之島保健所、鹿児島県くらし保健福祉部、鹿児島大学病院感染制御部の医師によるアドバイスを受け、感染対策を強化

2. 職員の標準予防策を徹底

3. 患者様・職員に対して積極的なPCR検査を実施(鹿児島市内に移送し対応)

4. 病院建物外に発熱外来を併設(テント等を設営し対応)

5. 一時的に陽性者・疑似症の方が入院する病棟と、通常入院のエリアをゾーニング(区分け)

6. 徳洲会グループの病院から派遣された感染管理認定看護師が感染対策等の指導を行う。また、各種医療スタッフについても、徳洲会グループから当院へ応援派遣を実施(検査で陰性を確認した職員のみ入島)。

陽性者と濃厚接触があった数名の職員は、自宅待機とし、順次、PCR検査を行います。また、患者様に対しても必要に応じてPCR検査を積極的に行う方針です。

与論島の島民の皆様、関係者の皆様方には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますが、島内唯一の病院としての責務を果たすべく、感染の拡大防止及び終息に全力を傾注し取り組んでおりますので、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

与論徳洲会病院院長 高杉香志也