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診療科・部門

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検査科

正確性と俊敏性を兼ね備え対応できる体制

検査科は、検体検査部門と生理検査部門の2部門あり、病気の原因を調べることや、治療の効果をみるために様々な検査を組み合わせて行っています。
検体検査の正確性精度管理は、精度管理サーベイや試薬メーカーが行うサーベイのほかに、担当技師が毎日、機器の点検と精度管理を実施しています。生理機能検査では検査技術の向上とコミュニケーションを大切にして、検査機器より得られるデータと患者様より得られる情報を正確に早く臨床へ伝えられるよう日々精進しております。
当検査室では精度の高い検査を目指し、迅速に対応できるよう、年中無休24時間体制(休日・夜間オンコール体制)で検査を行っています。

責任者のご挨拶

島で完結できる医療の実践を目指し、私たちは高いモチベーションを保ち、検査室運営を行っております。今後も院内での検査項目を増やし、生体検査および検体検査の即時報告を実現できるよう努めて参りたいと考えております。当院検査科を宜しくお願い申し上げます。

井上


検体検査部門

生化学・免疫検査

患者様から採取された血液中には、様々な物質(酵素、電解質、糖質、脂質など)が含まれています。これらの物質を検査することにより、病態の把握や早期発見につながります。その物質の中から総25項目(2022年4月現在)を、昼夜問わず、即日報告を目指し検査しています。

血液検査

血液検査は大きくわけて血算検査と凝固検査に分けられます。
血算検査は血液中の細胞(白血球、赤血球、血小板など)の数やヘモグロビン濃度などの検査を行っています。
凝固検査では自動分析器にて出血や止血機構の有無を調べます。

一般検査

一般検査では主に尿や便の検査を行います。尿中には様々な物質(蛋白、潜血、糖、ケトン体など)が含まれています。自動分析器を用い検査し、さらに顕微鏡で沈殿物を観察し、細胞成分や細菌の有無を調べています。これらを検査することにより腎、尿路系疾患を主に調べることができます。
便検査では肉眼ではわからないごく少量の血液(潜血)を検出し消化管出血の有無を調べます。
その他の検体として腹水、胸水、関節液、髄液などの検査も行っています。

輸血検査

緊急の輸血に対応すべく24時間体制で検査をしています。
主な検査としては血液型検査、不規則抗体検査、クロスマッチ(交差適合検査)を行なっており、また、血液製剤の管理、供給も主な仕事になっています。

細菌検査

患者様から採取した検体(喀痰、尿、便、血液など)から細菌を検出し、その菌がどのような菌であるか、どのような抗生物質が有効であるかを検査しています。
検査結果から感染症の診断や治療方針の決定などに役立っています。
主な検査としては、グラム染色、チールニルゼン染色などを行っています。今後は、細菌培養や同定、薬剤感受性検査等も院内運用化を目指し検討しています。

遺伝子検査

当院では、TRC Ready-80(東ソー)、Smart Gene2台(ミズホメディー)、cobas Liat2台(ロシュ)、LAMP2台(栄研)の7台運用で遺伝子検査を行っております。項目に関しては、SARS-CoV-2、インフルエンザなどの検査を院内で行っており、いずれも安全キャビネット内での処理を遵守しております。

病理検査

私たちの体を構成している細胞や組織の形態を顕微鏡で観察し、病気の診断や進行度、治療効果の判定を行う検査です。細胞診や組織診等の検査がありますが、現状はいずれも外部委託にて検査を行っています。今後は、院内運用化を目指し検討しています。

生理検査部門

心電図検査

心臓は電気的な刺激を筋に伝えて収縮を繰り返しています。この電気的興奮をとらえ記録したものが心電図です。心電図により心臓の向き、大きさ、速さ、リズム、伝導障害、虚血、梗塞部位の診断ができます。
一般的な安静時心電図のほか、負荷心電図、ホルター心電図も行なっています。

呼吸機能検査

肺の大きさ、換気能力、気道の異常、肺拡散能力などが呼吸機能を見る検査です。
基本検査として肺活量と努力性肺活量検査があります。肺活量検査は、肺が一度に取り込める空気の量を測定し、努力性肺活量は息をいっぱい吸い込んだ後に、力いっぱい息を吐き出すその勢いを測定します。

超音波検査(エコー検査)

超音波とは人の耳に聞こえない20000Hz以上(高周波数)の音で、超音波は約1530m/sの速さで生体内を伝わり(空気中は約300m/s)、その反射を画像として記録する装置です。超音波検査は他の画像診断装置と異なり常にリアルタイムにそしてどんな角度からも画像として描出することができ、また身体に無侵襲であることから何回でも検査が行なえる利点があります。
部位としては、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、子宮、卵巣、前立腺、膀胱などの内臓、また、乳腺や甲状腺、さらには心臓の動きや血管などに異常がないかを調べます。

その他

末梢循環動脈硬化検査(ABI 検査)、眼底検査、聴力検査などを行っています。

業務実績

2021年検査業務実績(月平均)

・ 外来:3706件/月
・ 入院:2121件/月
・ 尿:230件/月
・ 血液:512件/月
・ 生化:773件/月
・ 免疫:392件/月
・ 微生物:365件/月
・ 遺伝子検査(コロナPCR):383件/月
・ 心エコー:71件/月
・ 腹部・その他:124件/月

当院検査科の強み

グループ応援研修制度

徳洲会グループのスケールメリットを活かした、超規模病院や大規模病院での研修を行う事も可能です。また徳洲会グループ検査部会では、離島病院の安定的かつ恒久的な人員確保を目的として、全国の病院から離島へ年間計画において人員を派遣しています。当然ながらその中には認定技師も数多く派遣されており、与論病院に勤務しながら指導を仰ぐことも実現可能としています。まさに外部専門講師を招いていると言っても過言ではありません。スキルアップを目指したい方や学びたい意欲のある方にとって、何でもできるそしてそれを応援できる組織が、徳洲会グループという巨大病院組織であり与論徳洲会病院臨床検査科でもあります。認定超音波検査士、認定細胞検査士、輸血認定技師などあなたのスキルアップを応援します。

離島医療に興味をお持ちの方へ

島唯一の病院としてこの病院は存在しています。離島でしか経験できないこと、それはスキルだけではなく人々の生活や健康を守るという根本的な概念、思考、そして人間性をより豊かに育ててくれる場所、それが与論徳洲会病院であり私たちの検査科であると考えております。そんな人間としてより成長できる場所、与論徳洲会病院臨床検査科で一緒に働いてみませんか?

離島医療に興味をお持ちの方は是非、お問い合わせください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

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